セラミドとは?全てが分かる教科書天然セラミドとは

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天然セラミドとは、動物性セラミドとも言われている通り、動物由来のセラミド成分です。原料となるのは馬の脳や脊髄です。以前は牛も原料となっていましたが、狂牛病などの影響で現在は馬由来のものが主流となっています。

動物が由来となっているセラミド成分ですので、人間の角質層にあるセラミド(細胞間脂質)と性質が近く、保湿力がとても高いことが特徴です。そのため、特に敏感肌やアトピー性皮膚炎の人の保湿に適しているとされています。

天然セラミドのメリット・デメリット

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天然セラミド(動物性セラミド)のメリットは、保湿力にとても優れているという点です。特徴としてあげたように、人間の角質層にあるセラミドに性質がよく似ていることから、肌への浸透性も良く、体内のセラミド産生も促進させる効果も期待できます。そのため、バリア機能の改善や肌荒れの改善にも高い効果を発揮します。
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天然セラミド(動物性セラミド)のデメリットとして挙げられるのが、原料として高価な成分であるという点です。確かに効果の面では大変優れているのですが、化粧品に配合しその効果を実際に反映させるためには、それなりの配合量が必要となります。そのため、天然セラミド配合の化粧品は、価格が高くなってしまうのです。
また、植物性セラミドと比較して、肌への刺激が多少強いです。敏感肌やアトピー性皮膚炎の人は、顔へつける前に、一度腕などでパッチテストをすることをオススメします。

天然セラミド配合化粧品の選び方

肌のバリア機能を向上させるためにセラミドを補ってあげたい角質層は、私たちの肌表面にあります。そのため、セラミドを手っ取り早く補給するのに、化粧水などのセラミド化粧品で外側からケアするのは有効なのです。

良い化粧品を選ぶポイントは、「セラミドの配合量」と「テクスチャー」です。天然セラミドは高価なため、配合量が多いとそれなりのお値段となってしまいますが、少ないと効果があまり得られないため、出来るだけ配合量の多いものを選びましょう。

また、セラミドは水性成分ではないため、乳液状のテクスチャーのものが多くなっています。サラッとしたテクスチャーのものは、配合量が極めて少ないか、界面活性剤が多く使われている可能性があるので注意してください。

セラミド化粧品の効果的な使い方【洗顔料編】

セラミド化粧品の効果的な使い方【洗顔料編】

保湿ケアで気をつけたいのが、洗顔をする時です。汚れを落とすために、肌をゴシゴシとこすり洗いをするのは、もってのほか!敏感になっている肌をさらに傷つける結果となり、乾燥を促進させ肌荒れを悪化させる事になってしまいます。洗顔料はしっかりと泡立て、その泡を肌に密着させて優しく泡洗顔していくのがおすすめ。

セラミド配合の洗顔料なら、肌に潤いを留めて洗い上げてくれるので、乾燥して敏感になっている肌を洗浄するには最適です。

化粧品に入ってる天然セラミド成分辞典

◆天然セラミドの代表的な成分名

  • 「ビオセラミド」…動物の脳または脊髄から抽出されたセラミド
  • 「セレブロシド」…馬の脊髄から抽出されたセラミド
  • 「ウマスフィンゴ脂質」…馬の生体成分を原料としたセラミド
  • 「ウマスフィンゴ糖脂質」…ウマ由来セラミドに糖がくっついた成分
  • 「ガラクトシルセラミド」…馬精髄由来セレブロシド(セラミド)

ウマ由来のこのセラミドに注目!

成分名 「ビオセラミド」 参考商品 「アルージェ」

天然セラミドとは、動物から抽出されたセラミドのことを指します。現在主流となっているのは、ウマ由来の天然セラミドで、化粧品の成分表示には「ビオセラミド」と表記されることもあります。

ビオセラミド(動物性セラミド)は、動物由来の成分なので人間の肌にあるセラミドによく似た構造をしており、特に保湿力に優れているとされています。肌への浸透性・親和性も高く、乱れてしまったバリア機能を整えて、肌を健康な状態へと素早く導いていきます。
アルージェのスキンケア商品には、この天然セラミドをナノ粒子化して配合。よりビオセラミドを肌に浸透しやすくしたことで、角質層の隅々にまでスーッと素早く行き渡ります。

 

「アルージェ」公式URL:http://www.arouge.com/index.html

成分名 「セレブロシド」 参考商品 「SILK」

「セレブロシド」とは、ウマの脳や脊髄から抽出された天然セラミドのことを指します。動物由来ですから、人の肌に馴染みやすく保湿力にも優れています。肌の角質層を整え、バリア機能をサポートする効果も高いため、酷い乾燥肌やアトピー肌などのケアに向いているとされ、薬用スキンケア商品に配合されることが多いようです。

参考としてご紹介する「SILK」の商品には、天然セラミド成分の「セレブロシド」とともに、体内でセラミドが合成される時の原料になるアミノ酸も一緒に配合されています。それにより、外からの補給に加え、加齢などで弱まってしまったセラミドの合成力を促進させ、肌のターンオーバーも正常に整えていく効果を発揮しています。

「SILK」公式URL:http://www.silkys4.com/shop/cosme/step3.htm

成分名 「ウマスフィンゴ脂質」 参考商品 「薬用ATPシリーズ」

天然セラミドの中でも動物性セラミドである「ウマスフィンゴ脂質」は、肌への浸透性・保湿力ともに優れた性質を持っています。保湿効果が高いことから、酷い乾燥肌や敏感肌、アトピー肌などのスキンケア商品に配合されることが多い成分です。通常、セラミドは水性成分ではないので、化粧品ではトロッとしたテクスチャーのものが主流となります。

参考商品としてご紹介する「薬用ATPシリーズ」は、全身の乾燥や肌荒れに対応できる、薬用の化粧品シリーズ。低刺激で肌に馴染みやすく、浸透性にも優れている「ウマスフィンゴ脂質」の優しい潤いベールが、乾燥による肌荒れなどで敏感になった肌を包み込み、潤いに満ちた健康的な美肌へと導いていきます。

「薬用ATPシリーズ」公式URL:http://www.sincere.co.jp/topics/atp2015/index.html

自分の肌に合うかは、ココをチェックしよう!

保湿成分として注目のセラミドを配合した、保湿目的のスキンケア製品は多く販売されています。セラミドによる保湿スキンケアは、敏感肌やアトピー肌のケアにも有効ですが、商品によっては肌に合わないものもあります。

商品を選ぶ際は、セラミド以外の配合成分やセラミドの由来をチェックして、アレルギー反応を起こす成分が含まれていないか、確認しましょう。また安全のため使用前には、パッチテストを必ずおこなうようにしてください。

伊藤まゆ先生

監修ドクター:伊藤まゆ先生

■伊藤まゆ先生 プロフィール

M’sクリニック南麻布 院長
聖マリアンナ医科大学卒業後、同大学病院、関連病院にて消化器・一般外科に従事。「Zクリニック青山」「メディアージュ銀座クリニック(院長)」を経験した後に、「M’sクリニック南麻布」を開院。消化器外科医と美容医療の経験をもとに「体の内と外からの抗老化医療」をコンセプトにした診療を行っている。
「M'sクリニック南麻布」公式URL: http://www.ms-clinic.net/