セラミドTOP » セラミドと一緒にとりたい、相乗効果が狙える成分とは? » セラミドとヒアルロン酸の働きと効果

 

セラミドと
ヒアルロン酸



セラミドとともに、美容に欠かせない成分として注目されるヒアルロン酸。ここでは、セラミドとヒアルロン酸、それぞれの働きについてご紹介します。

セラミドの働き

セラミドは、人の肌にも含まれている成分で、潤いをもたらす働きを持っています。コラーゲンなどは、分子量が大きく、皮膚の奥まで浸み込む力がないといわれますが、セラミドの場合は表皮の一番上の層である角質層に存在しているのがポイント。つまり、肌に塗ることで、保湿効果を得られる可能性が高い成分なのです。


セラミドは、水分を皮膚の層と層の間にはさみ込む特徴があります。角質層で細胞間脂質を作っているのは、セラミドが主体。水分をはさみ込むことによって保持しているため、強力な保湿力を発揮するのです。皮膚に塗ってから、2~24時間の持続力があるのも特徴の一つ。もともと肌に存在する成分であることから、安全性も極めて高いのが魅力です。


セラミドには、1・2・3という種類があります。セラミド1は外部からバリアするはたらきを、セラミド2は保湿機能をサポートするはたらきを、そしてセラミド3は、保湿に加えて、シワを軽減する機能を持っています。

ヒアルロン酸の働き

ヒアルロン酸は皮膚の奥深くに位置する真皮に存在し、コラーゲンやエラスチンといった美容成分のすき間を埋める役目を持っています。コラーゲンやエラスチンは網の目のような構造をしているため、そのすき間に入り込んで潤いをもたらすのです。ゼリー状のヒアルロン酸は、1gというわずかな量で6リットルの水分を保持することが可能と言われています。これにより、潤いだけでなく、肌のハリもキープすることができるのです。


ヒアルロン酸と関わりがあるコラーゲンは、肌のハリを生むために役立つ成分です。エラスチンと共に、肌の真皮層に網の目状に存在しています。コラーゲンは20歳をピークに減少の傾向をたどりますから、どんどんすき間が増えていきます。それにより、シワが目立ちやすくなるのですが、ヒアルロン酸がすき間を埋めることで、シワの予防や改善に大きな効果を発揮するのです。コラーゲンを補うことも重要ですが、ヒアルロン酸を補給しておくことで、より効果的に美肌をキープすることができます。

同じ保湿成分でも対象とするものが違う

保湿成分は肌に水分をキープして潤いを保つ役割がありますが、ひとくちに保湿成分といってもそれぞれ保湿する対象は異なります。そのため肌の健康を維持したい場合には、成分の持っている性質を知っておき、上手に活用することが大切です。

セラミドは細胞間脂質を潤す役割を持っています。細胞間脂質の層に含まれたセラミドは、層の間に水分を保持して潤いをキープしてくれるもの。レシチンやコレステロールなども同様の成分となります。

一方、ヒアルロン酸は角質細胞内にあり、細胞内の水分を保持する成分です。ヒアルロン酸の他に、アミノ酸や尿素、グリセリン、コラーゲンなどもその仲間。ただし、ヒアルロン酸は分子の大きいものだと角質細胞内に取り込まれません。その場合には細胞間を埋める役割を担ってくれます。

加齢とともに減少

セラミドとヒアルロン酸はそれぞれ別の対象を保湿する働きを持っていますが、加齢とともに減っていくという点では同じです。どちらも年齢が進むにつれて減少する傾向にあり、徐々に肌の保湿力の低下やシワやたるみなどを引き起こします。

セラミドは特に20代を過ぎた頃から減少しはじめて、40代では20代の頃の半分程度まで減ってしまうもの。さらに70歳前後には20代の約30%にまでなってしまいます。ヒアルロン酸は20歳を過ぎた頃~40代前半まではあまり急激な減り方はしません。しかし、40代後半くらいから急速に減少しはじめ、60歳前後で半分程度まで減っていくのです。

どちらも肌に水分を蓄えて潤いを与える成分のため、加齢とともに乾燥しやすくなるのはこれらの成分が減少したためだといえるでしょう。

どちらかが不足しても乾燥肌に

ヒアルロン酸もセラミドも肌の保湿に関係しており、どちらが減っても乾燥やそれによって起こる肌のトラブルを避けることはできません。乾燥肌を改善させたい場合には、どちらの成分も不足させないようにすることが大切です。

セラミドは肌の上の層にあり、外的刺激や水分蒸発を妨ぐバリア機能を果たしています。バリア機能は、水分保持とともに肌の奥のダメージリスクを回避するものです。外部刺激が肌の内部に入り込むと、炎症を起こして肌にダメージを与えます。また、ヒアルロン酸は肌の奥で水分を蓄えていますが、肌表面のバリアが正常でなければ正しく機能することはできません。このように、ふたつのうちどちらも水分保持に関わっており、片方が欠けていても肌の乾燥を防ぐことは難しくなるでしょう。

合わせて摂ることが大切

セラミドとヒアルロン酸は、どちらも肌の潤いを保つために欠かせない成分です。セラミドとヒアルロン酸では皮膚に存在している層が異なり、保湿の仕方も違います。セラミドは皮膚の上層である表皮にあり、化粧品として塗っても浸透しやすいのが特徴。肌のバリア機能を高めてくれる役割もあり、肌表面の潤いを保持するのに大きな効果を発揮します。これに対して、ヒアルロン酸は皮膚の奥にある真皮に存在し、保水力を高める効果を発揮。似ているようですが、存在する位置が異なるという大きな違いがあるのです。どちらか一方を摂るということでなく、セラミドもヒアルロン酸も両方を活用すると、より有効な肌保水が実現します。


ヒアルロン酸を化粧品で利用する場合は、分子が小さいタイプを選び、真皮の保水力に期待しましょう。セラミドは表皮にあることから、分子の大きさにこだわりませんが、やはりナノ化されていたほうが表皮の内側にまで潜り込ませることが可能です。