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セラミドと
ヒアルロン酸

セラミドとヒアルロン酸の違いとは?乾燥肌に効果的なのは?

セラミドとヒアルロン酸はどちらもお肌に潤いを与える成分ですが、乾燥肌により効果的なのはどちらの成分なのでしょうか?これらの2つの成分は働きかける場所と効果が異なるので、乾燥肌を改善していくためには、両方の成分をバランスよく補うことが大切。どちらの成分も加齢によって減少していくので、効率的に補っていかなければいけません。こちらでは、セラミドとヒアルロン酸の特徴や効果、効果的な使い方についてご紹介していきます。

セラミドとヒアルロン酸を比較!乾燥肌により効果的なのはどっち?

セラミドとヒアルロン酸の違いを知って潤い肌を目指そう!

お肌を潤わせるために必要だと言われているのが、セラミドとヒアルロン酸です。どちらもお肌に効果的な成分ですが、乾燥肌にはどちらの成分がより効果的なのでしょうか?こちらでは、セラミドとヒアルロン酸の働きや特徴、お肌への効果について徹底的に比較していきます。

セラミドとヒアルロン酸はどう違うの?

セラミドとヒアルロン酸の違いで最も気になるのは、どんな効果をお肌にもたらすのか、ということでしょう。セラミドとヒアルロン酸は両方ともお肌の潤いを守るために役立ちますが、効果的に働く場所と、お肌への働きに少し違いがあります。

セラミドは角質層でお肌の水分を守る

セラミドはお肌の中にもともとある成分で、存在する場所は、お肌の表面に一番近い「角質層」です。セラミドは角質層の中で、細胞と細胞の隙間を埋めるための役割を果たしています。細胞間に隙間が空いていると、そこからお肌の中の水分は逃げていき、乾燥肌の原因になるとともに、お肌のバリア機能を低下させます。つまり、セラミドはお肌の中の水分量を守り、刺激に負けない強いお肌を作っている成分なのです。

細胞間の隙間を埋める細胞間脂質の中でも、セラミドは特に高い保湿力を持つ成分。その理由は、セラミドは「水分を挟み込む」という性質を持っているためです。お肌の中の水分を挟み込んで逃がさないようにするので、強力な保湿効果を発揮します。また、セラミドの種類によっては、ターンオーバー促進効果、シワの軽減効果なども期待できるでしょう。

ヒアルロン酸は真皮でお肌に水分を蓄える

一方、ヒアルロン酸が存在しているのは、角質層の奥にある「真皮層」です。人間の真皮層に存在するヒアルロン酸は、網の様な形をしていて、お肌の中のコラーゲンやエラスチンの隙間を埋めています。真皮層でのヒアルロン酸の役割は、お肌の中に水分を溜めこむこと。ヒアルロン酸の保水力は驚くほど高く、1gのヒアルロン酸で6Lもの水分を溜めこむことが出来ると言われています。

また、ヒアルロン酸は高い保水力を持つだけではなく、お肌のハリをキープするためにも大切な成分。コラーゲンやエラスチンは、お肌の土台となる存在。ヒアルロン酸はそのコラーゲンの隙間を埋めることで、お肌の土台となる成分の崩壊を食い止めているからです。

セラミドとヒアルロン酸の働きを比較してみよう

セラミドとヒアルロン酸の働きについてご紹介しましたが、文章だけだと比較しにくいと思います。そこで、この2つの成分について、わかりやすく項目別に比較してみましょう。

セラミド ヒアルロン酸
成分について 細胞間脂質の一種 ムコ多糖類の一種
働きかける場所 角質層 真皮層
乾燥への効果 水分を挟み込んで維持
お肌の水分を閉じ込める
お肌の中に水分を溜めこむ
その他の効果 ターンオーバー促進効果
シワの軽減効果
バリア機能を強化
常在菌のバランスを調整
コラーゲンの維持
エラスチンの維持
肌のハリを維持する
特徴 種類によって効果が異なる
お肌に塗ってからの持続が長い
安全性が高い
ゼリー状の物質
1gで6Lの水分を保持
安全性が高い

セラミドとヒアルロン酸の主な違いは、働きかける場所、乾燥肌にもたらす効果だと言えるでしょう。また、保湿以外の効果が異なっていて、ヒアルロン酸がお肌の弾力を守っている一方、セラミドは種類によって様々な効果をもたらします。

研究によって実証されている効果

セラミドとヒアルロン酸のお肌への効果は、各企業や研究機関が行っている研究でも明らかになっています。この2つの成分の臨床試験や研究の結果について、ご紹介していきましょう。

こんにゃく由来セラミドで水分蒸散量が減少

こちらは資生堂が行った研究結果です。長年続けられていた研究によると、こんにゃく芋に含まれている「こんにゃく由来グルコシルセラミド」というセラミドに、お肌の水分蒸発を予防して、バリア機能を強化する効果があることが分かったそうです[1]。

この効果の調査方法は、普段から肌の乾燥が気になっている方を対象に、こんにゃく由来グルコシルセラミドを1,800μg摂取してもらうというもの。3か月間毎日摂取を続けていたところ、全身の水分蒸散量が大きく減少し、マイナスの値になりました。次の値は頬の水分蒸散量を測った結果です。

摂取前 摂取4週間 摂取8週間 摂取12週間
セラミドあり 0 約-2.7 約-1.2 約-2.8
セラミドなし 0 約-0.6 約1.4 約0.9

出典:株式会社資生堂『蒟蒻由来グルコシルセラミドに美容効果』

乾燥を予防することでお肌のバリア機能を強化し、バリア機能が強化されることによって、水分を逃がしにくくする。このような相乗効果を狙えるのがセラミドです。

ヒアルロンサンHA-LF-Pの摂取でお肌の水分量が増加

こちらはキューピーが行った実験結果です。被験者にヒアルロン酸を1日120mg摂取してもらい、定期的に頬の水分量を測ったところ、お肌の中の水分量が大きく増加したという結果になりました[2]。

ヒアルロン酸摂取後のお肌の水分量増加率はかなりのもので、効果のない偽薬であるプラセボを摂取した人と比べると、その違いは歴然。下の表は、お肌の水分量を調査した結果です。

摂取前 摂取3週間 摂取6週間 非摂取2週間
ヒアルロン酸 0 7.9 8.9 12.7
プラセボ 0 6.7 4.9 3.0

出典:キューピー『ヒアルロンサン HA-LF-P』

この結果を見ると、ヒアルロン酸を摂取し終わってからもお肌の水分量は上昇しています。ここから、ヒアルロン酸は与えているときだけ効果を発揮するものではなく、乾燥肌の肌質自体をある程度改善するのではないか、と考えられるでしょう。

乾燥肌を改善するにはどちらも必要!

セラミドは水分を守る働き、ヒアルロン酸は水分を溜めこむ働きがあるとお話ししてきました。ここから考えると、お肌の乾燥を改善するためには、両方の成分をバランスよく与えなければいけないことがわかります。

ヒアルロン酸で水分を溜めこんでも、お肌の細胞間に隙間が出来ていれば、水分は逃げて行ってしまいます。反対に、セラミドが十分足りていても、お肌の奥に水分がなければ効果は半減してしまうでしょう。

つまり、お肌の奥の方でヒアルロン酸によって溜めこまれた水分を、お肌の表面のセラミドで守る。乾燥肌を効率的に改善していくためには、この流れが必要になるのです。

ヒアルロン酸もセラミドも加齢によって減少する

お肌を乾燥から守るためには、セラミドとヒアルロン酸の両方が必要。ですが、残念ながら、これらの成分は「加齢によって減少する」という点で共通しています。年齢を重ねると共にシワやたるみが目立ってくるのは、これらの成分が不足してくるからです。

セラミドとヒアルロン酸は、年齢によってどの程度減少するのでしょうか。こちらに目安となるデータがあるので、年齢別に見てみましょう。

20歳 40歳 60歳 70歳
セラミド 100% 約50% - 約30%
ヒアルロン酸 100% - 約50% 約20%

出典:スキンケア大学『セラミドとヒアルロン酸の違い、効果的な選び方』

このように、セラミドとヒアルロン酸は20歳前後をピークとして、だんだん減少していきます。70代になるとお肌の中にはほとんど残らない状態になるので、外側から補ってあげることが大切です。

乾燥肌を効率的に改善していくための方法

加齢によって減少していく2つの成分。これらを効率的に補うためには、どのような使い方が理想的なのでしょうか。セラミドやヒアルロン酸を効率的に補うための、化粧品とサプリメントの選び方を見てみましょう。

セラミド化粧品はセラミドの種類にこだわって

化粧品に配合されているセラミドには、いくつかの種類があります。

  • 天然セラミド…馬などの動物から抽出
  • ヒト型セラミド…人のセラミドに似せて酵母から生成
  • 植物性セラミド…こんにゃく芋などの植物から抽出
  • ミルクセラミド…牛乳から抽出
  • 合成セラミド…石油から化学的に合成

これらのセラミドは種類によって特徴が異なり、ヒト型セラミドは更に11種類に分けられます。セラミドは種類によって効果の現れ方も異なるため、高い効果を実感するためには、セラミドの種類を選ぶことが大切です。また、ナノ化された小さなセラミドはお肌に浸透しやすいため、ナノ化されたものを選ぶのも良いでしょう。

ヒアルロン酸化粧品は分子の大きさで選ぶ

ヒアルロン酸には、「高分子ヒアルロン酸」と「低分子ヒアルロン酸」の2種類があります。これらの違いは、ヒアルロン酸分子の大きさです。それぞれの特徴について見てみましょう。

高分子ヒアルロン酸

浸透性の低さから角質層の表面に留まる時間が長いため、保湿効果が長時間持続する。使い心地はしっとりとしている。

低分子ヒアルロン酸

浸透力が高く、早く角質層内に浸透するため、保湿効果の持続時間は短い。使い心地はさらっとしている。

こうして見てみると、「浸透力が高い低分子が優れている」という訳ではないことが分かります。保湿力を重視する方、しっとり感がお好きな方には高分子が合っていて、お肌に水分を入れたい方、さらっとしたテクスチャーがお好きな方には低分子が合っているでしょう。

サプリメントは高濃度のものを継続して摂取

化粧品以外でセラミドやヒアルロン酸を摂取する方法として、サプリメントでの摂取があります。サプリメントを選ぶときのポイントは、セラミドやヒアルロン酸の濃度が高いものを選ぶこと。両方の成分が配合されているものであれば、より一層効果が期待できるでしょう。

また、サプリメントを使用していく上で大切なことは、「毎日継続する」ということです。これは、サプリメントだけでなく、化粧品でも同じこと。毎日お肌に与え続けることで、少しずつ乾燥肌が改善されていくので、続けることが大切です。

[1]参考:株式会社資生堂『蒟蒻由来グルコシルセラミドに美容効果』

[2]参考:キューピー『ヒアルロンサン HA-LF-P』